FARE高橋勇悟氏が提案するnapla「ut-et STRAIGHT」を活用したフォルムコントロール術
2024-09-12 (木)
思い通りの美しさをかなえる、自然で柔らかなストレートヘアへ
ナプラの質感コントロールブランド「ウトエト」が絶賛発売中。
ブランド名の「ウトエト」は、導くを意味する「ut」とつなぐを意味する「et」を合わせた言葉。髪を自然な風合いへと導き、
ヘアデザインの可能性をつなぐ役割を果たしたいとの思いが込められている。
今回は自由が丘に店舗をかまえる FARE自由が丘 高橋勇悟氏から「ウトエト」の使用感や使いこなし、提案例を解説いただきます。
■スタイリスト紹介
サロンワークもさることながら
教育、某メーカーコンテストでの受賞、メーカー外部講師として
全国で講師活動等幅広く活躍。
20~30代でコンテストに参加しながら、感性を磨き、そこで培ったものを
サロンワークに落とし込みつつ、社内外に発信に力を入れている
自由が丘という土地がらハイエンドなお客様も多く、
高橋氏のモットーとしては
「普通ではない、少し責めたスタイル提案」を心がけ
感性の高い大人女性にも飽きさせないスタイルを展開している。
■モデル様 BEFORE
年代 50代
状態 白髪率20%ほどあり、
定期的にブリーチハイライトを行い過去
に髪質改善系メニューの履歴あり
髪質 エイジング毛 何毛 まとまりにくく広がる
■工程
根本 ウトエトストレートH:ウトエトストレートLA 4:1
中間~毛先 ウトエトストレートLA 単品
根本のクセの強い部分に対して先に根本用薬剤を塗布、その際ペーパーを貼り頭の丸みに合わせて狙った場所に薬剤が付くように施術。
10分放置後パーパーを外して毛先用の薬剤を塗布し5分放置後水洗。
高橋氏より
通常であれば毛先やコスメタイプのものを使用するが、今回のモデル様のようなクセや広がりの強い方の場合コスメだと物足りないケースがある。
その点、「ウトエト」にはローアルカリタイプ(LA)があり、エイジング毛やダメージ毛でもアプローチ可能で、
お客様の今求めているやわらかいストレートや毛先のしっとりとまとまるフォルムつくりのサポートをしてくれる。
また、特に大人世代はダメージを気にされる方も多く、ハードタイプ(H)とローアルカリタイプ(LA)の組み合わせでアルカリを抑えた施術が可能。
デザインを作るうえで余計なクセや自宅でのスタイリングのしやすさも併せてご提案しやすい。
■モデル様仕上がり
■スタイル解説
・お客様ありきのスタイル提案を心がけており、お客様の要望でロングからバッサリカットし、
それに合わせて気になる白髪にハイライト提案を行ってきた。
・今回は扱いやすいスタイルのオーダーがあり、もともとの髪質で「クセ」「ひろがり」がお客様の悩みであったので、
くびれを意識したスタイルにカット+ストレート施術。
・「ウトエト」をストレートとして使うのももちろんだが、今回はお客様の自宅でのスタイリング。
特に自身でなかなか難しい後頭部のブローをしなくても、まとまり、締りのあるスタイルをつくるためのフォルムコントロールとして使用。
■INTERVIEW
インテビューアー(以下、イ):使用してみた感想をお聞かせください。
高橋勇悟氏(以下、高橋):美容師の心をくすぐる良い薬剤だと思う。髪質改善やコスメストレート等いろいろな薬剤があるが、「ウトエト」はしっかりクセを伸ばしながら質感も良い。ローアルカリタイプ(LA)で提案の幅が広がり、使い分け・塗分けであらゆる髪質にも対応でき、強いクセにも対処可能な還元剤のチオ・シスでアプローチできる。美容師の勉強ももちろん必要だが、武器が増えたイメージ。また、普段気にしない2液も驚いた。塗りやすさ、仕上がりの質感(2液に配合のプレックス剤の効果)も驚くほど良い。
イ:どんなストレートが今提案していますか?もしくはニーズがあると思いますか?
高橋:ストレートのニーズとしては”低ダメージ”、”ツヤ”が引き続き大事。自分のお客様のお悩みだと、カラーリングによるダメージやエイジングによるクセ、自宅での熱ダメージ等様々なものがあげられ、対処していかなければいけない。繰り返し施術可能な薬剤選定だったりスタイル的にも継続性を大事にしている。その点「ウトエト」に関しては、最小限のダメージでしっかり伸ばせる。ブリーチ毛でクセの強い髪質にもストレート提案できる。等、ほかのやりたいメニューと併用でき、邪魔しないのもポイント。
イ:色々なケースにスタイリスト側が答えなければいけないとのことですが、逆にお客様が求めているストレート像とはどんなものでしょうか?
高橋:今は、”ストレートを希望して来店する方”と”美容師側がストレートを提案する”ケースの2つがあるかと思います。後者の方が重要で、お客様の悩みやライフスタイルにあわせて髪型を提案していかないといけない。美容師側も髪質改善やトリートメント等話題のものを提案しがちだが、必要な施術メニューをしっかり伝え、なりたい像を叶えていければお客様も喜んでくれるし信頼関係も生まれる。そこから自宅でのケア品やスタイリング剤等の販売にもつながってくるのではないか。
イ:「ウトエト」を使用して実際にどういった提案をしていますか?
高橋:”ダメージが気になる”、”まっすぐすぎるのがイヤ”だけど”しっかりクセを伸ばしたい”そんな方に使用しています。ストレートというよりフォルムコントロール的な感覚でクセは伸びるけどストレートタッチすぎない絶妙な質感なので、お客様によってはストレートの単語は使わず、「フォルムを整えるための薬剤を使用しています」と伝えたりします。また、自宅でアイロンを使用する方も多く、そんな方にも今回の「ウトエト」はしっかりクセも伸びるが、ツヤや質感がすごく良いので重宝してます。
イ:今後の展望をお聞かせください。
高橋:いろいろな情報をお客様がもっている時代になり、お客様の求める理想像と希望されるメニューが異なるケースが増えてきている。ここ最近の美髪ブームで、新たな技術メニュー提案や商材も当然必要になってくるが、あくまでもお客様のなりたい像を叶えるために必要なメニューをこちらから提案をするべきだと考えている。その点、今回の「ウトエト」に関しては従来からある医薬部外品系のストレート剤ですが、美容師側の提案幅が広がるスペックになっており、美容師発信でのスタイル提案がしやすく感じました。
イ:最後にお伝えしたいことはありますか?
高橋:フォルムコントロール技術は今後お客様のスタイル維持のために必要になってきます。ベースカットや質感づくりも大事になってくるので、今回の「ウトエト」の使いこなしでの講習希望があれば対応させていただきます!
■商品紹介
「ウトエト」はあらゆる髪質に対応できるよう1剤は3つのラインナップとなっている。
しっかりクセを伸ばすスーパーハードタイプ(SH)、しっかり伸ばしながらもミドルダメージ毛に対応できるハードタイプ(H)、
アルカリを極力抑え髪質やダメージレベルに合わせて使いやすいローアルカリ(LA)と幅広い提案を可能としている。
すべてが医薬部外品ラインナップになっているが、質感をつくる”コハク酸” ”乳酸” ”L-システイン”が配合しており、毛先までしなやかな仕上がりを実現。