サロンカラー VS ホームカラー! vol.4
2020-12-22 (火)
Dr.Nです。
サロンカラーVSホームカラーの最終回です。
今回ではお客様にホームカラーのリスクについて
話せる内容となってますので
ぜひご覧ください。
では今回で最期となる
H社の高橋さんに解説頂きます。
今回ではアルカリについて解説します。
アルカリとは主に
髪を明るくするため
に必要な成分なんだけど
種類があるんだよ。
サロンカラーのアルカリは
アンモニア
がほとんどだよ。
ツンとしたニオイが特徴だね。
ホームカラーは
モノエタノールアミン
を使っていることがあるんだ。
こっちはニオイの少ないヘアカラーに
配合されることが多いアルカリだね。
※全部の製品がモノエタではありません。
髪を明るくするということに違いはないけど
実は残留に大きな違いがあるんだ。
残留とはカラー後も髪に
アルカリが残ってしまうというやつですね。
シャンプーをしても目には見えないけど
髪のPh値がアルカリ性に傾いてしまうとか。
その状態ではキューティクルが剥がれやすくて
髪のダメージに繋がったり
褪色が早かったりするんですよね。
だからカラー後に残留を除去して
髪を弱酸性にもどす必要があって
サロンではそのケアをされてますよね。
そそ
でもアンモニアの場合は残留したとしても
自然と残留物が揮発して無くなっていくんだけど
モノエタは揮発しないで
髪に残ったままになりやすいんだ。
だからホームカラーをすると
カラー後の継続的なダメージが
しばらく続くから
ハイダメージにつながりやすいの。
だからホームカラーを継続使用すると
パサつきが目立ったり、
褪色がはやかったりするんですね。
ダメージがひどいと
キレイな色にすることが
どんどん難しくなるから
理想な色がだせなくなるリスクがありますね。
じつはもう一つ厄介なことがあるの。
それは頭皮!
頭皮も平常時は弱酸性だけど
カラー後にアルカリ性に傾きやすいの。
その時に頭皮の水分量は
およそ20%下がると言われてるよ。
いわゆる乾燥だね。
通常ならば残留がなくなるにつれ
水分量はもどっていくんだけど
モノエタは前述のように
残留しやすい。
するとどうなるかというと
頭皮の乾燥がすすみ
だんだん頭皮が硬くなることが。。。
モノエタ入りのホームカラーの使用を
継続していくと頭皮の乾燥が常態化するの。
水分量が減少すると頭皮の弾力が
維持できなくなって
頭皮が重力に負けて下がりやすくなるの。
するとどうなるかというと
お顔全体にたるみやしわができやすくなって
エイジングが進行するんだ。
こわいよね。。。
そ、それはおそろしいですね。。。
本来キレイにする、若くみせたい
というヘアカラーにそんな落とし穴が。。。
正しいケアの仕方をしないと
取返しのつかないことになろうとは。。。
もちろん、
モノエタのホームカラーをつかったからといって
すぐに老けるわけではないし、
個人差もあるから一概にはいえないんだけど
長期的な目線でみたら
そういうこわさもあるよってはなし。
ホームカラーをされているお客様や
サロンカラーのみをされている方にも
どことなくこの話を盛り込むのが
大切なことかも知れませんね。
お客様は知らないことですので
プロとしてのアドバイスが
ホームカラーに移行させないきっかけ
になりそうです。
【まとめ】
サロンカラーとホームカラーには
アルカリに違いがあることが!
サロンカラーでよく使われているのは
アンモニア
カラー後に残留はあるが時間とともに
揮発してなくなる性質がある。
ツンとしたニオイが特徴
ホームカラーでは
モノエタノールアミン
が使われていることが。。。
カラー後に残留し、なかなか自然除去できない性質が
継続ダメージが発生しやすく
乾燥を促しやすい。
ニオイの少ないカラー剤に配合されやすい。
アフターケアで残留除去しないと
エイジングの要因に。。。
全4回でお伝えした
サロンカラーVSホームカラー
ぜひ両者の違いを理解したうえで
お客様へのアドバイスに
ご活用くださいませ!