サロンカラー VS ホームカラー! vol.3
2020-12-08 (火)
Dr.Nです。
サロンカラーとホームカラーの
違いについて今回も
お客様へのアプローチに
使える内容ですので
参考になればと思います。
では今回も
H社の高Hさんに聞いていきます。
よろしくお願いします。
vol.1のときに配合できる成分について
違いはないと言ったけど
配合目的に違いがあって
それが明確な差になっているよ。
たとえばわかりやすところで
過酸化水素(オキシ)だね。
基本的にホームカラーは6%のみで
ダメージを想定しておらず
色の発色、ブリーチ力を目的にしているよ。
対してサロンカラーのオキシは
髪のコンディションにあわせて
2%や3%などを使って
必要以上のパワーが出ないように
コントロールすることができるんだ。
ホームカラーでは
失敗を少なくするために。
サロンカラーでは
髪をいたわりながら
色を長持ちさせたり
髪のツヤを維持させたりする
ケア発想のカラリングが目的なんですね!
そそ!
他にも配合成分に特徴があって
ホームカラーは
いろんな流行りの成分を使いたがるんだ。
〇〇オイルとか××エキスとか。
とりあえずたくさんの成分を配合するの。
でも剤の容量は決まっているから
その容量で数多くの成分を入れるってことは
それだけ一つ一つの配合量は少なく
効果は薄くなりがちなんだ。
しかも
髪の手触りに関係する成分を配合する傾向が強いの。
サロンカラーでは
逆に配合する成分は少なめなことが多く
目的としては
色の染まりをよくするため
髪の内部に作用するものが多いよ。
もちろん
手触りも重要だから
しっかり効果が感じれる適した成分を配合するんだ
なんでそんな配合成分の傾向に
違いがあるんですか?
理由は2つ!
ひとつはホームカラーが
オキシが6%しかなく
それで毛先までやっちゃうから
傷みやすく、ゴワゴワしやすい。
だからその質感をごまかすためなんだ
ふたつめはホームカラーは
売れなきゃ意味ないでしょ?
だからメディアへの見せ方として
様々な良さそうな成分が
たくさん配合されていたほうが
ウケがよくなるんだ!
きみもバイキングいったら
いろんな料理を食べたくて
少量でたくさんの料理をとっていくでしょ?
それと同じ心理だよ。
なるほどー。
ではサロンカラーではそのように
見せる必要はないし
美容師さんが計算通りのカラーができる
サポート成分を配合するほうが
いいってことですね!
【まとめ】
配合成分の目的が
ホームカラーとサロンカラーでは違う!
[オキシ]では
ホームカラーは発色とブリーチが
指定通りにでることを重要視
6%のみ
サロンカラーは発色とブリーチを
コントロールし
髪のケアを重要視
1~6%で選べる
[トリートメント成分]では
ホームカラーでは
髪の手触りをよくする成分が主体で
さまざまな成分を少量配合し
見栄えを良くしている
サロンカラーでは
イメージ通りのカラリングをするための
サポート成分が主体
じつは他にも重要な成分に違いが。。。
次回
サロンカラー VS ホームカラー
最 終 回 !